今月1日に発行された『ミシュランガイド2015 東北』で本学学生食堂の一つであるクルールが最高評価の三ツ星に輝いた。
クルールは本学川内キャンパスにある学生食堂の一つ。料理を作るのはなんてことはないおばちゃんたちだが、そこに今回の三ツ星に輝いた理由があった。ミシュラン認定士の一人は「全体的な料理のレベルは学食の域を出ないが、カレーが最高だった。あれはまさしくお袋の味。母国のマミーに会いたくなったよ」と評価のポイントを話した。
クルールで提供されるカレーは東北大学カレー、川内カレー、そしてとんぺ~カレーの3つ。ミシュラン認定士たちに提供せれたのはとんぺ~カレーであった。作ったのはクルールで働く東平子(あずま・ひらこ)さん。東さんは「あのカレーはうちの定番なんです。隠し味に秘訣があって、味には少し自信もありましたが、まさかミシュランに認めてもらえるなんて夢のようです」と語った。本学総長も「まさか本学学食のカレーがミシュランに載るとは思ってもいませんでした。私としても非常に鼻が高い。これから毎日食べよう」と満面の笑みだ。
『ミシュランガイド2015 東北』が発行されてからミシュランで初めて認められた学食として注目を浴び、クルールに予約が殺到している。全国からグルメが集まり、多い時には1000人を超える人が来店するという。現在、予約は一か月先まで埋まっている。クルールは本学学生が利用できない状況が予想されたため、学生専用の席を用意し、学生を優先することを決定した。東さんは「多くの人に食べてほしいけど、やっぱりここは学食。学生たちが気兼ねなく来られる場所でなくては」と話した。
ミシュラン三ツ星の料理が食べられるのは東北大学だけ。一度足を運び、食べてみてはいかがだろうか。
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