広瀬橋に架かる澱橋と牛越橋の間に、新たな橋が建設されることが決定した。仙台を代表する植物であり、本学の学章にも用いられている萩をモチーフとして、名称が「萩橋(はぎばし)」とされることも決まった。2024年の完成を予定している。
現在、青葉区の角五郎や八幡以北に住む本学学生は澱橋か牛越橋のどちらかを渡って通学しているが、安全面や利便性が以前から問題視されていた。特に澱橋付近には本学のほかに仙台第二高校や宮城第一高校、尚絅学院中学校、尚絅学院高校などの学校が密集しているため、通勤・通学の時間帯は道が非常に混雑する。加えて、澱橋の歩道の幅が狭いことも混雑を助長していると考えられる。また、本学学生による、仙台二高前交差点における斜め横断もかねてから問題となっていた。
こうした背景から、本学は現在の澱橋と牛越橋のちょうど中間地点に萩橋を建設することを決定。建設にあたって本学は、①川内キャンパスに通う本学学生を中心とした周辺地域に住む学生の通学時間の短縮、②川内キャンパス周辺の交通安全性の向上、という二つのコンセプトを示した。萩橋の完成によって、八幡や角五郎に住む本学学生は、澱橋や牛越橋まで迂回することなく、より短時間で、かつ安全に川内キャンパスまでたどり着くことができる。今まで澱橋を利用して通学していた本学学生を萩橋側にも分散させることで、仙台二高前交差点での斜め横断の問題も大幅に解消される見通しだ。また、通学時間が短縮されることで、学生の1限出席率が改善される効果も期待される。
ただし、この橋の開通後、多くの本学学生がこの橋を利用することになるとも予想される。そのため、混雑を緩和するために、澱橋と同じ幅12.6mでの建設予定としながらも、萩橋は自転車専用の橋とされる予定だ。
本学学生で八幡1丁目在住のAさん(仮名)は「橋ができることでかなり便利になると思う。今までは二高前まで自転車で行ってから坂を上って大学に通っていたが、これからはもっと楽に1限に出席できるのかな。まあ橋ができるころには僕は卒業していますけど」と話す。また、角五郎在住の本学学生Bさん(仮名)は、「(萩橋の建設は)とてもいいアイデアだと思います。ただ僕は研究室で暮らしているようなものなので、橋ができてもあまり意味がないですね」という。萩橋に対する本学学生の期待度が非常に高いことがうかがえる。
本学のさらなる発展に向けて、萩橋が本学のシンボルブリッジとして果たす役割にかかる期待は大きい。本学は、学生の生活がより快適なものになるように、今後もキャンパス内における設備投資などを積極的に行っていく予定だ。
東北大学学友会報道部発行の「東北大学新聞 入学お祝い号」4面のエイプリルフール記事をまとめた特設ページです。 ※当記事に書かれている内容は全くの虚構であり、実在する人物・団体等とは一切関係ございません。 また、当記事により発生した損害等について、学友会報道部は一切の責任を負いかねます。
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