「忍者系のための自然科学総合実験」の開講式が今月1日、本学川内北キャンパスで開かれた。景気づけとして行われた学生実験棟爆発式が観衆の注目を集めた。爆破は本科目責任者のヤミ=ニンジャ氏が見守る中で行われた。本学は今年度より、全学教育の一般科目として本科目を新たに開設した。この科目は本学の忍者志望のあらゆる学生に開放し、通年の前期・後期双方の水曜日の3・4限に行われる予定だ。
この科目は将来を悲観し「社会から脱走したい」「折り紙ミサイルを撃ちたい」「人生の墓場を竹林にしたい」と嘆く学生のために考案された。この科目を通じて、一般的に知られている忍術を科学的に研究し、これを実学として実践することにより忍者の心得を学ぶことを目的としている。
具体的には、川内北キャンパスの学生実験棟にて液体窒素の扱いや鉄の精錬などを通して「煙玉」「手裏剣投げ」などの忍術を学び、これらの知恵を現実社会で用いることによって受講者を忍者として大成させる、といった内容だ。さらに、フィナーレとして、受講者らに忍者の巣立ちとして学生実験棟をさまざまな方法で爆発させることによって忍者としての自覚を持たせるという。
しかしながら、本科目開設の検討段階では本学関係者から「手裏剣が刺さると痛い」「他の実験科目に関わる」「爆発オチなんて最低」などの意見が挙がっていた。また、社会で忍術を用いることによって営業妨害、器物損壊などの恐れもあり、本科目は中止の機運が高まった。しかし、これに対してヤミ氏は「もし学生諸君が捕まったとしてもそれは社会からの脱走である」とし、これらの意見を突っぱねた。爆発した後の学生実験棟の修繕にかかる費用、安全に爆発させる方法など課題は残るが、ヤミ氏は「まずはお試しでひと爆発」という。
学生実験棟爆発式でヤミ氏は「この爆発で忍術に対する偏見を改善できれば」と意気込んだ。また、遠隔操作で動かせる栽培型バイオ・スモトリや、人の潜在意識を覚醒させ目の前の現実を阻害させる栄養剤サイバー・スシなどの忍者必須道具の開発も同時進行で行ない、本科目の充実化を図るという。
東北大学学友会報道部発行の「東北大学新聞 入学お祝い号」4面のエイプリルフール記事をまとめた特設ページです。 ※当記事に書かれている内容は全くの虚構であり、実在する人物・団体等とは一切関係ございません。 また、当記事により発生した損害等について、学友会報道部は一切の責任を負いかねます。
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